世界観や設定にこだわりアリのRPG！
主人公のラストは、片田舎のフィニ村で生まれ育った普通の青年。
ところが自分以外の男性が世界から一斉に
亡くなってしまう怪奇現象が発生したことで、
国から追われる対象になってしまうのだった。
ラスト以外の男性は存在しない世界なので、
ヒロインを含め登場するキャラクターからは、
興味の的になっているという設定である。
そのためエッチシーンの内容も、
男性が受け身となるものがメイン。
サブタイトルにある通り女性に搾精されてしまう、
というシチュエーションが楽しめる。
だが気になる点がないわけではない。
仲間のヒロインに関しては「手コキ」「フェラ」「パイズリ」と、
一通りそろっているものの本番プレイは控えめ。
また、モブキャラに顔が描かれていなかったりするため、
やや没入感に欠けてしまう面があった。
ゲームクリア後では未プレイシーンであっても
回想部屋で閲覧できる親切設計ではあるが、
実用性に関しては人を選ぶところだろう。
ここまでだとかなり辛口の評に聞こえるかもしれないが、
そのほかの面に関しては個人的にかなり楽しめたので、
間違いなくプレイしてよかった作品に分類される。
作者がRPG好きということもあり、
ゲーム部分の作り込みに関しては見事！
バトルに関しては適度な歯ごたえがあり、
主人公を含め仲間たちそれぞれに役割があるため、
戦略性もそれなりに必要となるのだ。
ストーリーについても見どころがあり、
「男性が主人公のみ」という設定を絡めつつ、
小さなエピソードを１つ１つ解決していき、
徐々に物語の核心に迫っていくという流れのためわかりやすい。
各パーティーメンバーも個性があるため、
バトルだけでなくシナリオ面でも見せ場が設けられているため、
キャラクターも差別化が図られていた。
展開としてはライトノベルのラブコメファンタジーを彷彿とさせるが、
世界観や細かい演出にも作者のこだわりが光るため、
個性も十分感じられる作品だった。
ちなみにRPGへの適性や慣れにもよるが、
クリアするまでに大体20時間ぐらいは掛かると思う。
結論としては作品にゲーム性を求める方、
特にRPG好きの方へオススメしたい作品ということになる。
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