情け容赦ないハードな責めを味わいたいM男に捧ぐ!
完全女性優位のエピソードを集めた単行本。
男子生徒の人権がはく奪された全寮制の学園、
マゾ男性をターゲットにした人身売買組織、
女性格闘家にサンドバッグにされてしまう男、
女性有利の点数主義の国など、
それぞれのエピソードで設定は異なるものの、
男性が虐げられる存在である、という点は一貫している。
世界観そのものが「女性優位」として
作られているものばかりなので、
登場するヒロインたちも当たり前のように、
男性への加虐行為を行なうのだ。
男性は女性から同じ人間だと見なされていないため、
彼女たちから好意を持たれるような描写もなく、
エッチシーンの内容もハードなM男向け。
「手コキ」や「足コキ」など、
比較的ライトなプレイもあるが、
「急所への殴打」や「鞭打ち」など、
痛みを伴う行為も登場する。
特に「尿道責め」や「アナル責め」には、
かなりの尺が割かれていたため、
「ペニスバンド」を装着した女性たちに、
ガンガン責められたいという方にはうってつけの作品だと思う。
また「CFNM」のシチュエーションが多いのも特徴。
コレは「Clothed Female(s) and Naked Male(s)」の略称で、
早い話が「着衣の女性と裸の男性」を描いたジャンル。
(※ちなみに女性が裸の場合は「CMNF」)
一方だけが裸にされているということで、
支配者と奴隷の関係を際立たせるため、
SM的な内容を描いた作品でよく用いられている。
本作のヒロインも着衣状態でのプレイが基本。
上半身は一部を除いて下着までしか脱ぐことはなく、
下半身は下着を脱いだとしても「ペニスバンド」を着用していたり、
「顔面騎乗」や「クンニ」を強制されてしまうという具合である。
かなりハードな責めが多いため、
M男だとしても人を選ぶのは間違いない。
ただ、コンセプトがハッキリしている分、
性癖にぶっ刺さるという方もいるハズ!
個人的にはもう少しマイルドなほうが好みではあるが、
実は読んでいる最中はかなり興奮してしまったのも事実。
男性に人権がない世界観のせいか、
女性側に罪悪感や後ろめたさが一切なく、
情け容赦無い行為を繰り返していながらも、
どこか事務的というか淡々としている部分に、
惹かれてしまったところがある。
おそらく彼女たちにとっては、
特別な行為というよりは、
取るに足らない日常生活の一環なのだ。
つまり本作の世界においては、
ヒロインたちは特異なサディストではなく、
普通の女性ということなのだろう。
こういうイイ意味で狂った世界観を味わえるのも、
やはり二次元の魅力だと思う。



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